2024年4月から放送していた「ただいま、おかえり」というBLアニメは皆さんご存じでしょうか?
こちらの作品は、オメガバース×子育て×BLを融合した作品で、オメガバースという特殊な設定のBLアニメ化はこちらの作品が初めてとなります。
原作から拝見していましたが、アニメも最高で、原作そのままの優しい雰囲気やほっこりさせられる場面が多く、心が温まり癒されました!
そんなBLアニメ「ただいま、おかえり」の詳しい作品情報や、世界観・登場キャラクター、原作漫画情報について本ページではご紹介していきます。ネタバレを含む感想もありますのでご注意ください。
※本ページではプロモーションを含みます。
「ただいま、おかえり」アニメ作品情報
キャスト:田丸篤志(藤吉真生)、森川智之(藤川弘)、八代拓(平井祐樹)、鳥海浩輔(松尾知泰)、浅沼晋太郎(望月仰人)、増田俊樹(松尾優人)、輿津和幸(松尾秀人)など
あらすじ
愛する夫・藤吉弘と結ばれて専業主夫になった藤吉真生。もうすぐ2歳になる息子・輝 も授かり、郊外の街に引っ越してきた。格差婚という世間からの偏見もあり、自分に自信が持てない真生。不安や悲しみに囚われる時もあるが、弘と輝の支えで、少しずつ強くなっていく。昨日よりももっと『家族』になる。優しい気持ちを運ぶ藤吉家の団欒へようこそ。
DMM TVより引用
TV放送情報:2024年4月~TOKYO MX、MBS、BS日テレ、アニマックスにて放送 ※現在TV放送は終了しております。
主題歌:オープニング→MADKID「ふたつことば」
エンディング→谷本貴義「つなぎあい」
配信情報
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・DMM TV→1話220円~
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「ただいま、おかえり」の世界観・登場キャラクター
★「ただいま、おかえり」は、オメガバースという架空の世界の中のお話です。
〈オメガバースとは?〉
欧米が発祥といわれる物語設定で、α(アルファ)、β(ベータ)、Ω(オメガ)の3種の人間が存在するユニバース(架空の世界)のこと。オメガバースの特徴として、男女に関係なく妊娠することができます。
〈各種の特徴と人口分布〉
α(アルファ)→あらゆる面で優秀とされているエリート層。Ωのフェロモンに反応する。人口全体の約20%
β(ベータ)→人口がもっとも多い中間層。フェロモンには反応しない。人口全体の約70%
Ω(オメガ)→生殖率は低いが、大量にフェロモンを放出する発情期がある。人口全体の約10%
〈発情期について〉
Ωは1か月のうち3週間をかけて、大量のオメガホルモンを体内に蓄積する。発情期がやってくると、大量に蓄積したオメガホルモンから性ホルモンを生成して大放出する。このオメガホルモンの大放出は約7日間程度続く。これは元々妊娠の確率が低いΩが高い生殖力を持つαを誘惑するために発達した特性だと考えられる。
αはオメガホルモンに反応して、“ヒート”という突発的な発情期を催す。一度ヒートに入ると理性が飛び、暴力的になってしまう傾向がある。
〈発情期抑制剤について〉
αホルモンを主体とした成分でオメガホルモンを抑制することで、性ホルモンの分泌を軽減させる働きをする。効き目には個人差があり、アレルギーやなかなか効かない体質のΩもいる。
・ピル…副作用はないとされているが、個人差がある。
・特効薬…発情期が起きてしまった場合に腕や足などに刺す注射のようなもの。5分以内に発情は鎮静化するが、副作用が強く、頭痛、吐き気、めまいなどが起きる。
〈番のシステム〉
αとΩの発情期中のセックスでαがΩのうなじ付近を嚙むとその2人は番となる。番になった場合、αには変化が起きませんがΩは発情期中は番となったαとしかセックスできなくなる。他の人間とセックスするとめまい、頭痛、吐き気に襲われる。原則として番の解消はできない。
・魂の番…αとΩがお互いのフェロモンに発情とは関係なく、惹かれあうことがある。その相手とは一目見た瞬間に感じ合い、必ず相思相愛状態になる。とても稀なケースである。
〈結婚について〉
α、β、Ωはそれぞれ同種間での結婚をするのが通例。生まれてくる子供の確率はβ>α>Ωの順で遺伝するため、αはなるべくα同士との結婚を望むことが多い。1960年頃からΩの人権運動が盛んになったことでβやΩ間、αやΩ間での結婚も増えてきてはいるが、それでもまだ異種間での結婚が普通とは言い難い現状。
登場キャラクター紹介
・藤吉真生(Ω)…格差婚という世間からの偏見もあり、自分に自信が持てない専業主夫。思いやりがあり、優しい性格。弘とは番関係である。
・藤吉弘(α)…実家はαのエリート一族の御曹司。家族をこよなく愛している。CV:森川智之なのでとんでもないイケボで大人の色気が漂っている。
・藤吉輝(α)…藤吉家の長男。父親似の顎のほくろが印象的。優しく面倒見が良い。
・藤吉陽(α)…輝の妹。お兄ちゃんが大好きで甘えん坊。
・平井祐樹(β)…藤吉家の隣家に住む大学生。松尾とお泊りするほど仲良し。
・松尾知泰(α)…弘の幼馴染で会社の同僚。藤吉家によく出入りするうちに、祐樹とも仲良くなった。
・松尾優人(α)…知泰の弟で、双子の兄。
・松尾秀人(α)…知泰の弟で、双子の弟。
・望月仰人(Ω)…藤吉家のご近所さん。最近引っ越してきて、公園で真生と知り合った。妻を亡くし、男手一つで息子の満を育てる。
・望月満(Ω)…輝のお友達。おっとししているが、しっかり者。
感想・ネタバレ
★全12話の中から心に刺さった感動・ほのぼのシーンを厳選し、そのシーンについて感想を述べています。ネタバレも含まれていますので、未視聴の方はご注意ください。
1話 輝と弘が真生をやさしく包み込み、守っているシーンにキュンキュン!
1話「はじめまして」あらすじ
愛する夫・藤吉 弘と結ばれて専業主夫になった藤吉真生。
公式サイトより引用
もうすぐ2歳になる息子の輝も授かり、子育てしやすい郊外に引っ越して来た。ごく一般的で幸せな家庭に見えるが、弘と真生はαとΩの異種間結婚で結ばれ世間からの偏見もある。
ある日、真生が輝を連れて弘の会社を訪ねると、弘の部下がその事実を知って驚く。劣等感を持つ真生は落ち込むのだが……。
世間からαとΩの異種間結婚への偏見により、以前暮らしていた所ではご近所付き合いが上手くいかなかったり、周囲の人々から差別的なことを言われたりなど、まだまだオメガへの差別が残っている世界が、このアニメの舞台になります。Ωであり自分に自信のない真生は、どうしても卑屈な考え方になったり不安になってしまったりするのですが、そんな真生を弘と輝が優しく包み込んで、守っているシーンが1話では印象的でした。弘の会社に寄った真生は、彼の部下の前でピルの処方箋をおとしてしまい、部下から「奥さんオメガなんですね、どうりで…」「勝手に主任は同種結婚だと思い込んでいたのでびっくりしただけで…」などと、無神経な発言をされて真生は傷ついてしまいます。これからも彼を傷つけるものから真生を「2人で一緒に守っていこうな」と弘が輝に語り掛けているシーンにはキュンキュンしてしまいました。
※1話は↓のリンクからDMM TVへ移動し、視聴することができます。(1話無料)
ただいま、おかえり 第1話|DMM TV3話 藤吉家最強の輝が、家族の危機を救う!
3話「ごめんなさい」あらすじ
迷惑をかけたお礼にと、松尾と祐樹を夕食に招待した真生。買い出しに出かけて戻って来ると、弘の父・浩司が家の前で待っていた。
公式サイトより引用
「生きる世界が違う」と結婚に反対されたことを思い出す真生。不穏な空気を感じ取った輝が間に立ち塞がり、浩司は楽しそうに笑うと、弘がいる時に出直すと告げ、帰って行く。
来訪を知った弘は機嫌が悪くなる。そして翌日、再び浩司が訪ねて来て……。
弘と真生の結婚に猛反対し、関係がぎくしゃくしていた弘の父・浩司がある日藤吉家を訪ねて来る所から物語は始まります。結婚前、「生きる世界が違うのだ。それでも共に生きるのが本当の幸せだと?」「弘と別れなさい。腹の子は生まれてこない方がいい」などと数々の真生を苦しめる発言をしていた浩司。それは結婚した今でも変わっていなくて、心ない言葉で真生を傷つけようとするが、それを輝が見事に跳ね除けるのです。1回目は、弘が留守の際にやって来た浩司に対して、「ひーくんち、はいったらだめ!」と輝は威嚇して、「孫に止められては仕方ない」と浩司を引き下がらせるのです。輝は本当に真生のことを本当によく見ていて、嫌な思いをしている空気を感じ取って、無意識に彼のことを守ろうとしている所が、まさに弘の息子だなと感じられます。2回目は、弘の在宅中に訪ねてきた際に、親子で言い合いになっている浩司に対して、「ひーくんのパパ、いじめたらだめ!ごめんなさいして!」と発言するのです。本当は和解するために訪ねてきた浩司は、輝の発言で自分の過ちに気付かされて、「順番を誤ってしまったな、すまなかった、この通りだ。」と2人に頭を下げるのです。頑固な浩司に頭を下げさせるなんて、輝は藤吉家最強で、まさに2人のヒーローですよね!
※3話は↓のリンクからDMM TVへ移動し、視聴することができます。(220円で購入)
ただいま、おかえり 第3話|DMM TV6話 真生の幸せを願わずにはいられないシーンに…胸が痛くなる
6話「さとがえり」あらすじ
真生は一通のメールを受け取っていた。それは今まで交流を避けてきた地元の親戚から。
公式サイトより引用
輝と陽のお陰で弘の両親とも穏やかな関係になってきたこともあり、真生は「目を逸らさずに強くなろう」と覚悟を決め、弘を里帰りに誘う。
出発前夜は弘の誕生日。藤吉家に「おかえりなさいっ」と輝の元気な声が響いて……。
ある日、地元の親戚から亡くなった母親の手紙を見つけたので、受け取りに来てほしいとの連絡を受けた真生。両親ともにβの間に生まれた、Ωの真生は自分がΩに生まれてしまったばかりに、両親に苦労を掛けていると卑屈になってしまい、地元ではうまく人間関係を築けなかったこともあり、真生は地元に帰る気になれませんでした。そんな真生の背中を押したのが家族の存在で、意を決して地元に帰省した真生だったが、従兄で許嫁だった萩原和彦と再会し、彼から「なんでだよ、番なんか作ってわざわざ生きずらい環境に…おばさんたちが知ったらどう思うか。誰よりお前の幸せを願ってたのに…」と心をえぐられる、否定的なことを言われてしまいます。今の生活は真生にとって幸せであるはずなのに、和彦にすぐに反論できなかった真生は、さらに思い詰めてしまうのです。手紙を預かっていた和彦は、今の真生には必要のないものだと言い渡す気はない様子で、不穏な空気が立ち込めたまま6話は終了します……Ωに生まれただけなのになぜこんなにも、真生は傷つけられ、苦しまなければならないのか…?里帰りしただけなのに、なぜこんなに辛い思いをしなければならないのか…本当に胸が痛くなるようなシーンが多くて、真生の幸せを願わずにはいられない第6話でございました。
※6話は↓のリンクからDMM TVへ移動し、視聴することができます。(220円で購入)
ただいま、おかえり 第6話|DMM TV7話 家族の絆を確認し、温もりに包まれる真生に安心…そして感動!
7話「ただいま、おかえり」あらすじ
真生の地元に里帰りした藤吉一家。同行した松尾と祐樹。そこで再会した真生の従兄弟・荻原和彦は、昔、親が決めた真生の許嫁だった。
公式サイトより引用
αの弘と結婚したことを「なぜわざわざ生きづらい環境を選んだのか」と和彦に問われ、すぐ返答できなかったことに悩む真生。
弘は「逃げて何が悪い」と優しく抱きしめて……。
和彦から追い詰められ、返答できなかったことに対して真生は「こんなに愛してもらってるのに、あなたにも輝にも陽にも…それなのにきっといつまでも何年たっても何度も何度も同じことで躓くんだ。」と昔と変わっていない自分を情けなく感じ、思い詰めてしまうのです。真生の話を聞いて弘は、「そんなこと言われなくたって知ってる。だから一緒にいるんだよ。だから一緒になったんだ。」「何度だってお前が躓くたびに手を取って一つ一つ思い出すよ。思い出したお前が笑うまで…きっとそれが一緒に生きていくってことだ。」と優しく手を取り声をかけるのです。優しくて温かい言葉を掛けられて涙を流す真生に弘はさらに「無理に忘れなくていい、捨てなくていいよ。俺は今のお前が好きだから。俺の知らない20年も全部愛してるよ。」と囁くのです…なんていい旦那さん、、、優しくて最高にカッコいいです///こんなこと言われたら嬉し涙も止まりませんよね!真生は弘に「あなたと番でいられること誇りに思います。心から…」と伝え絆を確認し合う、このシーンはキュンキュンして感動で涙を流さずにはいられません‼
弘の力添えもあって自信をもらった真生は、和彦に再び会いに行って和解し、無事に母親からの手紙を受け取ります。お墓参りに行ったシーンで、母親の手紙が能登さんの優しい、素敵な声で読まれるのですが、そのシーンが本当に感動的で深い愛情を感じました。「あの子をよろしく頼みます。」という母親の手紙の後に、弘が「任せてください。守ります、必ず。」とお墓に向かって伝えたら、供えてあった百合の花が頷くように揺れるのですが、それが母親が頷いて安心しているようにも感じ、さらに感動的なシーンになっておりました。この回は最終回ではないのか!?というほど感動的で、温かい家族の絆を感じられる、何度も見返したくなるほどの神回でした。
※7話は↓のリンクからDMM TVへ移動し、視聴することができます。
ただいま、おかえり 第7話|DMM TV12話 周りの人々も温かく包んでくれる、藤吉家にほっこり!
12話「またあした」あらすじ
望月と弘の”初めて”の面会は、望月の突発的な発情期によって失敗に終わる。弘は望月のΩフェロモンに一瞬反応してしまうが、理性で抑えて応対する。望月は真生が異種間結婚していたことを初めて知り、満を守るためにももう会わないと告げ、去って行った。以来、連絡が取れずに一週間。
公式サイトより引用
真生は輝に「大好きなみちくんに、大好きだから一緒に遊ぼうって伝えよう」と約束する一方で「もしかしてこのまま会えなくなるのでは……」と悩んでいると、弘が優しく手を差し伸べて……。
Ωの望月は、男手一つでΩの息子・満を育てていかなければいけないため、自分のような生き辛さは感じてほしくないと思い、少しでも楽な道を歩ませてあげたいという考えから、αにはなるべく関わりたくないため「だから、あんたらとはもうこれっきりだ」と真生に告げ、藤吉家と距離を置いてしまいます。満と仲が良かった輝は、また一緒に遊びたいと思いがあり、真生もこのまま望月と疎遠になってしまうことに後悔があったため、公園で待っているのでもう一度話がしたいと伝えます。再会した望月と藤吉一家は、望月のフェロモン過多の体質について打ち明けられ、もし満もその体質だったら、もう自分しか守ってあげられる存在はいないのだと、不安になり過敏になりすぎていたことを告白します。輝が「みっちゃん好きで、一緒に遊びたい。一緒に遊ぼ。」と満と遊びたい気持ちを素直に伝え、嬉しそうにしている満を見て、自分の思い違いに気付かされる望月。そんな彼に真生は優しく、「望月さん、俺の感じていた生き辛さは、種の縛りよりなにより、こんな風に好きな相手に好きだって言えなかったことでした。自分もそれが当然って思っていたことが苦しくて、悲しかった。子供達にはそういう思いをしてほしくない。俺たちの懸念はきっと全部が全部杞憂では終わらないのだと思います。でもその時力にはなれます。痛みを知っている俺たちがいるんだから。」と、ともに支え合い見守っていきたいと伝えます。最後は、関係を修復した望月家と藤吉家、そして祐樹や平井など藤吉家にゆかりのある人々が、一堂に藤吉家の自宅に集まりクリスマスパーティーを開催し、見事大団円で物語は幕を閉じております。こんなにもBLアニメで心が温まり、ほっこりしたことはないと思います。素敵な作品を生み出してくださったいちかわ壱先生に、そしてアニメ制作陣の皆様に感謝です‼
※12話は↓のリンクからDMM TVへ移動し、視聴することができます。
ただいま、おかえり 第12話|DMM TV原作漫画情報
「ただいま、おかえり」(全4巻)
作者:いちかわ壱
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- Tab 1
- Tab 2
- Tab 3
- Tab 4
「ただいま、おかえり」
「ただいま、おかえりーかがやくひー」
「ただいま、おかえりーまたあしたー」
「ただいま、おかえりーひとやすみー」
ここまでBLアニメ「ただいま、おかえり」の魅力について語ってきました。
まだまだ伝えきれない部分はあるのですが、皆さんにはぜひアニメを見て、その魅力を感じていただきたいです。
こんなにも素晴らしい作品だったので、第2期の放送にも期待が高まります!いつまでもアニメ続編お待ちしております‼
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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