作者:おげれつたなか
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あらすじ
「おめでとう、生きてる」昼下がりのゴミ捨て場、見覚えのある男の声で目が覚めた。空腹で金もない千紘は新しい“家”探しに訪れた行きつけのバーでド好みの男・ケイトに目を奪われ声をかけると好感触。まさかのホテルに誘われ、いい雰囲気になったところで突然電マでボコボコに殴られたのが1日前――。全てを思い出すも、仲間を呼ぶケイトの様子を見て今度こそ殺されるかもしれないと思いつつ回収された先はアパートの一室。ケイトの目的はとある探し物で、自分が用無しだとわかるとあっさり「消えて」と言い放たれるが帰る“家”もない千紘で・・・。謎めいたどイケ傷害男×人生底辺ヒモカス男クソみたいな人生、愛に飢えたふたりの歪な協和音。
ebook Japanより引用
ジャンル #せつない #美人攻め #健気受け #同棲
似た者同士、身を寄せ合って暮らす2人
この作品に登場する受けこと千紘は元カレに振られ、帰る家もお金もなく、その日生きていくのがやっとというドン底な日々を送っており、立ち寄ったゲイバーで出会った攻めことケイトとイイ感じになり、ホテルへ行くことになります。ですがホテルでいい雰囲気になったと思いきや、いきなりボコボコに殴られて、ごみ置き場に捨てられてしまうのです。
ここまですごい急展開でびっくりするのですが、殴った理由はケイトは依頼を受けて、探し物をしていてそれを持っているターゲットである千紘とあえていい雰囲気になり、気絶させたところで持ち物の中から探し物をしていたということなんです……にしても、ターゲットに近づくためにキスまで躊躇なく交わせるなんて、ケイトすごいなと思っていたら、ケイトも十分変わった人であることが読み進めるうちに分かってきます(笑)
ゲイであることから家族に見放され、好きな仕事も挫折してしまい、彼氏には捨てられ散々な千紘と、小さい頃に唯一の家族であった母親と離れ、安らぐ場所が見つからずに生きてきたケイトが、最悪な出会いから成り行きで一緒に住むことになり、そこから物語が展開していきます。出会いがどうあれ、孤独な似た者同士惹かれあうものがあり、一緒にいることが自然になるっていいですよね///
同居人から恋人?へ
出会った時からキスをしたり、2回目あった時に口でシたり、最初から結構歪んでいる関係の2人。同居人だけど、セフレみたいな関係でお互いのシたい時(主にケイトの気まぐれ)にするという感じ。
でもお互いのことが気になっており、お酒臭い千紘に対して誰と飲んでいたのか聞いてやきもちを焼いたり、元カレと千紘が連絡を取っていることに気付き、元カレと再会している千紘が気になり後をつけたりなど、ケイトは千紘に対して執着のようなものが感じられます。
でもいざ千紘から恋人のような態度を取られると、「何?急にベタベタ恋人みたいに。気持ち悪いからやめてくれ。」などと突き放すようなことを言うなど、何を考えているのか分からない時もあるのです……そうかと思えばご機嫌取りの為にオモチャのネックレスをプレゼントして、千紘を喜ばせようとするので、千紘は振り回されっぱなしで大変ですね。
千紘は顔が好みということもあり、最初からケイトに好意を抱いていたのですが、知っていくうちに想いを寄せるようになり、ケイトの好物のオムライスを作ってあげたり、母親を亡くして憔悴するケイトのために、今までニートだったのに働いたり、元気づけたりと健気に支えてあげるのです。
最後には人生に疲れ、もうこれ以上楽しいことはない、死にたいと口にするケイトが、踏切で地面に寝そべり自殺しようとするシーンがあるのですが、千紘はケイトの隣に横になり一緒に死のうとするのです……健気すぎます。自殺を思いとどまったケイトは「俺もしかしたらこのまま生きて幸せになれるかもって期待させられる。お前のせいで…」と零すのです。
「俺のせいでいい。いいから……一緒にいてよ。」と千紘はケイトに告げるのですが、それがプロポーズに聞こえたのは私だけでしょうか?はっきりと名前は付けられないけれど、2人が恋人以上の人生においてのパートナーになったように感じられました!これから2人には幸せになってほしいものです。
まとめ
今回紹介してきました「ハッピー・オブ・ジ・エンド」は、現在3巻まで発売されております!
1巻では詳しく出てこなかったケイトの過去について語られる第2巻、過去の因縁の相手によって波乱の展開になっている第3巻という内容になっていますので、気になる方は読んでみてくださいね。
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